【相続放棄/貝塚市】相続人が認知症のケース

相続放棄したいが相続人が認知症の場合は

相続人が認知症の場合は成年後見人を選任する必要がある

 先日、相談者の兄が死亡し、借金があるかどうかは不明だが兄が生前付き合っていた友人の素性が悪く何があるか分からないので相続放棄をしたいということで相談に来られました。

 まず、お兄さんの相続人はお母さんである旨を説明したところ、認知症であり判断能力が著しく低下しているとのことでしたので、お母さんが相続放棄の申立をするには、家庭裁判所で成年後見人を選任したうえでその成年後見人がお母さんを代理してする必要があると説明しました。

成年後見人の選任には時間が必要で、手続きだけで3ヶ月を超える恐れがあるが

 しかし、相続放棄は、自己のために相続の開始があったことを知った時から3ヶ月以内(熟慮期間)に家庭裁判所に申立をする必要があります。成年後見人を選任したうえで相続放棄の申立するとこの熟慮期間を超える可能性がありますが、「相続人が成年被後見人である時は、成年後見人が相続の開始があったことを知った時から起算する」(民法917条)ことになっていますので、熟慮期間を超えても問題がないということになります

 ただ、実際、亡くなった兄に本当に借金があるかどうかは不明なのでしばらく様子を見て成年後見人選任及び相続放棄の申立を考えるように説明させて頂きました。

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