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メリット

要らない土地だけ手放すことができる！

相続放棄した場合、すべての財産を相続できなくなるのに対して、この制度は土地1筆単位で申請が可能です。

引き渡し先が国だから安心！

通常の取引では、仲介業者等を介して引き受け手を探す必要がありますが、この制度では国が引き受け手と決まっています。引き渡し後は国有地として適切に管理されるので安心。

デメリット

審査手数料や負担金がかかる！

審査手数料は審査の結果、不承認等になった場合でも返還されません。
また、承認された場合、一定の負担金（土地の性質に応じた１０年分の土地管理費相当額　最低20万円～）の納付が必要です。

時間や手間がかかる！

実地調査や関係機関への聞き取りなど、入念な審査が行われるため時間がかかります。また、要件に適合しない土地は申請前に整備しておかなければいけません。

①承認申請

申請書や図面など必要な添付書面を準備し、法務局に申請する。
【申請権者】相続または遺贈により土地を取得した法定相続人
【申請先】申請する土地がある法務局の本局（支局・出張所は×）

 

②要件審査・承認

実地調査や聞き取りなど法務大臣（法務局）による要件審査が行われる。

 

 

③負担金納付

承認された場合、通知書面が交付されるので負担金を納付する。

 

 

④国庫帰属

負担金の計算方法ほか、制度の詳細は法務省HPを参照
>>法務省のHPはこちら

相続土地国庫帰属制度　Q＆A

Q.制度開始前に相続した土地でも申請できる？

A.できる！
相続土地国庫帰属制度開始前に相続した土地であっても、承認申請することができます。

 

Q.相続登記していなくても申請できる？

A.できる！
登記が未了でも、相続により取得した土地であれば申請できます。ただし、所有者であることを証明できる書類（戸籍等）が必要です。

 

相続クイズ

Q. 相続方法は３種類あります。
プラスの財産の範囲内でマイナスの財産を相続する方法をなんと言うでしょうか。

①　一部承認
②　限定承認
③　選択承認

答えは編集後記で！

ウエちゃんのトリビア

『岸和田市お城まつり』

岸和田市お城まつりは、毎年４月上旬に岸和田市の岸和田城で開催されている恒例の桜まつりで、今年で６７回目になります。
泉州の桜の名所のひとつでもある岸和田城のまわりには約１７０本の桜が咲き誇り、多くの人で賑わいをみせます。
期間中は、岸和田城の夜間会場、岸和田城庭園「八陣の庭」のLEDライトアップで、昼間とは違う幻想的な雰囲気を楽しむことができます。
例年二の丸広場でのステージイベントも開催されます。２０２３年のお城まつり情報は公式ホームページでご確認ください。

スタッフ紹介

岸和田事務所で事務を担当している美野田と申します。
私は昨年5月に泉州地域へ引越ししてきました。それまでは箕面で23年、高槻で1年半１人暮らしをしていました。
南大阪の地理も仕事の業務も全くの1からでしたが、少しずつ分かるようになってきました。分かるようになっていくのは楽しいですが、同時に箕面が恋しくもなります。こればかりは徐々に慣れていこうと思っています（笑）日々色んなことを勉強中ですが、これからも自分らしさを忘れずに頑張っていきますのでよろしくお願いいたします。

編集後記みなさん「ChatGPT」はご存じですか？「ChatGPT」とは今話題の文章を生成するAIです。 「ChatGPT」はどんな質問にも答えてくれるので、今回のウエちゃんのトリビアのアイデアを「ChatGPT」に聞いて教えてもらいました。 そのまま記事も書いてもらったのですが、その文章には、存在しない単語や事実と異なる歴史など誤った情報がたくさん含まれていていました。 スタッフにお願いして誤った部分を修正してもらった結果、最初とは全く別の文章になってしまいました。そうして完成したのが今回のウエちゃんトリビアです。AIに頼りきりになる未来はまだずいぶん先なのだと感じた出来事でした。クイズの答えは②です。（植田）