シーファースト通心Vol.43『不動産評価の方法 ~評価額?路線価?時価?~』
7月1日に2024年度の「路線価」が発表されました。毎年この時期に「○○県▲▲が上昇率1位!」などとニュースになっているのがこの価格です。ただ、不動産の価格は路線価だけではありません。今号では、それぞれの不動産評価の方法をなるべく分かりやすくお伝えいたします。
2024年路線価発表!2.3%上昇
7月1日に発表された2024年1月1日時点の路線価は、全国平均で前年比2.3%上昇し、3年連続で前年を上回りました。関西2府4県の標準宅地の平均変動率は、前年比プラス1.8%と2年連続の上昇となりました。
◎土地の評価→『1物4価』とは
概要 | 所轄 | 評価時点 | 公表日 | |
---|---|---|---|---|
実勢価格 | 実際の取引価格 | |||
公示価格 | 地価公示法に基づいた全国の土地価格の基準となる数値。 | 国土交通省 | 1月1日 | 毎年3月 |
路線価 | 相続税路線価に基づいた評価額。 | 国税庁 | 1月1日 | 毎年7月 |
固定資産税評価額 | 固定資産税等を算定するために基準となる価格。 | 市町村 | 1月1日 | 3年毎の4月 |
需要と供給の関係で大きく変動します。
一般的に、近隣の似たような土地の取引価格を参考にして決められることが多いです。不動産の取引が行われると国土交通省に取引データが集められ、物件が特定できない範囲で公表されます。
適正な地価(売り手にも買い手にも偏らない客観的な評価)の形成に寄与するため、毎年更新されます。 2人以上の不動産鑑定士が鑑定した結果を国土交通省土地鑑定委員会が審査や調整をして判定します。令和6年地価公示では、全国26,000地点について公表されています。
路線価や固定資産税評価額は地価公示価格を基準とするため、連動して変動する関係にある
主要な道路に面した土地の1㎡当たりの価格を不動産鑑定士などの専門家による評価や精通者の意見をもとに決定します。路線価のない土地は「倍率地域」となり、地域毎に定められた倍率をその土地の固定資産税評価額に乗じて、相続税や贈与税を算出することになります。
原則3年に1度評価替えが行われます。地目の変更があったり、大幅な地価の下落があれば価格が修正されることもあります。
固定資産税のほか、不動産を取得した際に課税される「不動産取得税」や法務局への登記申請の際に納付する「登録免許税」の算出元としても用いられます。
他にも、都道府県が主体となって決定する「基準地価」を含めて1物5価と表現されることもあります。同じ土地でもシーンによって基準とする価格はバラバラです。相続税評価や登録免許税の算出は複雑な部分もありますので、専門家に相談されることをおすすめします。
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花火大会の由来は1733年、江戸時代
に隅田川で開催された水上祭がはじま
りとされています。
当時は弔いのために花火を打ち上げていたそうですが、その後、江戸の川開きの定番行事として、
花火大会は広く行われるようになりました。
「かぎや~」「たまや~」の掛け声はこの時代の花火屋の
名前で、鍵屋と玉屋が交互に花火を打ち上げていたため、観客は良かった方の花火をたたえるため店の名前を呼んでいた事の名残だそうです。
花火は、当初はオレンジ色だけでしたが、
今では11色も表現でき形も様々になり
進化し続けています。今年はどんな新しい
花火が登場するのかとても楽しみですね。
みなさん、初めまして。今年の3月から岸和田事務所に在籍しております
事務担当の岩田と申します。初めての業界で戸惑うことは多いですが、新しいことを知れるのが楽しく、日々やりがいを感じています。
趣味は前職が花屋ということもあり、お花を生けることです。
この季節になると、向日葵が花屋の店先に並び始め、今年も夏が来たなあと実感します。
向日葵は浅水でこまめに水替えすると長持ちしますし、一輪でもよく映えるので、オススメのお花です。
これから本格的な夏が始まりますが、皆様もお身体には気を付けてお過ごしください。
夏が来ました!昨年は避暑できる遊び場をリサーチし、できるだけ涼しく遊ぶ方法を模索していました。この時期にしかできない、プール遊びや海遊び、川、山でのキャンプ、バーベキューなどもいいですね。今年の夏も暑くなりそうなので、家の中でもエアコンをつける、体温を下げる夏野菜を摂るなど熱中症にならない工夫や日焼け対策をしつつ、夏を楽しみましょう。(森)
この記事を担当した専門家
司法書士法人C-first
司法書士
江邉 慶子
- 保有資格
司法書士 相続アドバイザー 2級FP技能士 行政書士 宅建士
- 専門分野
相続 遺言 生前対策 家族信託
- 経歴
大学卒業後、不動産会社に勤務。自身の祖父の相続経験から「相続争いになる人を減らしたい」という想いがあり司法書士試験にチャレンジし、合格。平成27年7月から「司法書士法人C-first」に入所。入所時から相続を担当し、相談件数400件以上。セミナー講師も務め、生前対策の大切さを伝える。